1日の目標歩数をご存知ですか? 厚生労働省が策定した「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」によると65歳以上は1日6000歩以上・65歳未満は1日8000歩以上の歩数を定めています。ウォーキングは十分な歩数を歩けば、健康効果が期待できます。
ウォーキングの健康効果
生活習慣病を予防・改善する
血糖値や血圧の低下・血液中の脂質の値の改善、体脂肪の減少など、体への良い影響がある
要介護に至るリスクを減らす
筋力と持久力の低下を防ぎ歩行能力を維持、骨も強化され骨粗しょう症の予防や認知症の予防に役立つ
がんを抑制する
身体活動が多い人は少ない人に比べて、がん発症のリスクが低い
心疾患を抑制する
動脈硬化の進行を抑え、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患の発症リスクを減らし、心肺機能が高まり心不全の予防に役立つ
ストレスを解消する
適度な有酸素運動は脳内のセロトニンの分泌が高まりストレス解消に役立つ、うつ病の発症リスクも軽減する
知っておきたいウォーキングの3ヶ条
❶短い時間に分けて歩いても良い
一度に長時間歩かなくても10分程度の短い時間に分けて歩くと、良い姿勢・速いペースで歩きやすく運動効果が高まる
❷歩数が増えるほど健康効果が高まる
1日6000歩(65歳未満は8000歩)は下限値で、ひざや腰に痛みがなければ積極的に歩数を増やそう
❸昼食や夕食前に歩く
食事の前に歩くと筋肉に栄養素が取り込まれやすくなり、脂肪になりにくい
昼食や夕食の前に歩くことで、習慣化しやすくなる
➡朝は朝食後に歩く
朝は前日の夕食から時間がたち、エネルギーが不足している
低血糖によるふらつきを防ぐため、朝は朝食後に歩く
季節を楽しみながら、楽しく元気に歩いて健康になりませんか?
参考資料:2025年4月きょうの健康「春だ!歩こう1日6000歩習慣」
健保レターの目的:環境の変化に負けない心と身体づくりを支援し、自分らしくいきいきと働く社員をひとりでも多く増やすために持続可能な開発目標(SDGs)の「すべての人に健康と福祉を(SDGs3)」更に「質の高い教育をみんなに(SDGs4)」に貢献して参ります。