「健康のために野菜は大事!」とわかっているのに、なかなか野菜を食べることができていません・・・。
令和5年度国民健康・栄養調査(厚生労働省)の結果によると野菜の摂取量については、
全年齢層において1日の目標摂取量350gに届いておらず、摂取量は年々減少しています。
日本人の平均摂取量は過去最低の250gですので、目標値に100g足りていない状況です。
野菜不足の3つの理由
理由❶食事の外部化
コンビニやスーパーで手ごろに食べられるお弁当・惣菜などが充実していて便利ですが、
それだけで野菜を十分に摂ることは難しいのが現状です。
理由❷野菜の値上がり
普段より高い野菜を買うと「損をした気分」になり損失を避けたい気持ちから、
購入をためらってしまいます。このような認知バイアスを「損失回避バイアス」と言います。
理由❸足りていると勘違い
令和5年「国民健康・栄養調査」では、野菜が足りていない人の約3割が
「自分は大丈夫」と答えている結果から、野菜350gがどれぐらいか正しく理解されていないのが現状です。
野菜アップの6つのヒント
❶「料理」のハードルをさげよう
生食できる野菜は切るだけ、加熱する野菜をゆでるかレンジでチンして味付けするだけでOK
❷損して得とれ!
野菜を減らすと家計は一時的に助かりますが、長期的には病気のリスクが上がります。
比較的安い旬の野菜や形が悪く割安な野菜を選ぶこともおすすめです。
❸計ってみよう
自分の1日の野菜の量を計ってみましょう!
スーパーのカット野菜には重量表示があるので確認してみましょう。
❹朝ごはんがチャンス
朝食の野菜摂取量が少ないことが分かっています。
「切るだけ、盛るだけ」の生野菜を常備して、朝食に食べましょう!
❺冷凍&カット野菜も味方に
市販の冷凍野菜やカット野菜は栄養損失が少なく「すぐ使える」メリットがあります。
調理が面倒で野菜が摂れない人は活用してみましょう!
❻果物も忘れずに
ビタミンや食物繊維が豊富な果物も生活習慣病のリスクを減らします。
取り組めそうなことを見つけて、野菜不足を解消しませんか?
参考資料: 2025年5月栄養と料理「野菜不足解消のヒント」・2025APRIL№486働く世代の食生活と意識
★健保レターの目的 環境の変化に負けない心と身体づくりを支援し、自分らしくいきいきと働く社員をひとりでも多く増やすために持続可能な開発目標(SDGs)の「すべての人に健康と福祉を(SDGs3)」更に「質の高い教育をみんなに(SDGs4)」に貢献して参ります。