健保レター
No.
16
2015年8月
熱中症からカラダを守ろう
盛夏の候、元気にお過ごしでしょうか?
これからますます暑くなりますので対策を万全にして、熱中症からカラダを守りましょう。
「熱中症」とは、高温多湿な環境下において、体内の水分及びナトリウムのバランスが崩れたり、
体内の調整機能が破錠するなどして発症する障害の総称です。
1度 熱失神:めまい、失神
熱痙攣:筋肉痛、筋肉硬直、
大量の発汗
2度 熱疲労:頭痛、気分の不快感、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱
3度 熱射病:意識障害、痙攣、手足の運動障害、高体温
◇職場における熱中症予防対策
WBGT値の低減に努めていますか?
*WBGT値=暑熱環境における熱ストレスの評価を行う暑さ指数
熱への順化期間を設けていますか?
*順化期間=熱に慣れ、当該環境に適応させるために計画的に設ける期間
自覚症状の有無に関わらず水・塩分を摂っていますか?
透湿性・通気性の良い服装を着用していますか?
睡眠不足・体調不良ではありませんか?
◇効率的な水分補給
体液を補うバランス飲料が経口補水液です。
飲む点滴とも呼ばれています!
経口補水療法(ORT:Oral Rehydration Therapy)は、脱水症状のとき注射や点滴ではなく
その成分とよく似た、水に塩分などの電解質と糖とがバランスよく配合された経口補水液を
口から摂取して回復させる療法です。
~「厚労省労働基準局・都道府県労働局・労働基準監督署パンフレット」
「すぐに役立つ経口補水液療法ハンドブック(日本医療企画)より抜粋~