健保レター

No.

82

2021/02/25
頭痛にサヨナラ

日本人の3人に1人が“頭痛もち”と言われています。

頭痛持ちの多くが原因となる病気がない「慢性頭痛」に悩まされています。

頭痛の原因が病気でない「慢性頭痛」(一次性頭痛)

3大慢性頭痛👉片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛

病気が原因で起こる二次性頭痛

くも膜下出血、髄膜炎など脳の病気

インフルエンザ、副鼻腔炎

薬物乱用による頭痛

 

自分の頭痛のタイプを知って、対処法を見つけ痛みを少しでも解消しましょう。

 

片頭痛のセルフチェック

片頭痛の特徴:定期的に激しい痛みがあり、吐き気なども伴う

「はい」「いいえ」で答えてください。

❶頭痛のとき、胃の不快感や気持ち悪さがある。

❷頭痛のとき、光が嫌だと感じる。頭痛がないときに比べて、まぶしく感じる

❸頭痛により仕事や勉強、家事などが1日以上できなかったことがある。

❹頭痛のとき、ふだんより「におい」に敏感になる。

❶~❸が「はい」だった人は90%の確率で片頭痛の可能性が高い。

❹も「はい」であれば、99%にあがる。

 

緊張型頭痛のセルフチェック

緊張型頭痛の特徴:肩こりを伴い長期間痛みが続く

「はい」「いいえ」で答えてください。

❶頭の両側が痛む

❷頭が締め付けられるような、圧迫されるような痛みがある。

❸寝込むほどの痛みではない。

❹歩いたり階段を上ったりすることで、痛みがひどくなることはない。

❺頭痛のとき、吐き気はしない。

❻頭痛のとき、光を過敏に感じることはない。

❼頭痛のとき、音を過敏に感じることはない。

「はい」の項目が4つ以上あり、吐き気や光過敏と音過敏がなければ、確実に緊張型頭痛と言える。

 

群発頭痛のセルフチェック

群発頭痛の特徴:片側の目の奥に耐えがたい痛みが続く

「はい」「いいえ」で答えてください。

❶1~2ヵ月にわたり、毎日のように1~2時間の頭痛が起こる。

❷群発時期は1年に1~2回のこともあれば、2~3年に1回のこともある。

❸明け方のほぼ決まった時間などに起こることが多い。

❹片方の目の奥が「えぐられる」「ナイフで突き刺される」ように激しく痛む。

❺痛む側の目が充血し、涙が出たりする。

❻痛む側の鼻がつまり、鼻水が出たりする。

❼頭痛の最中は痛さでじっとしていられない。

❽群発期間中はアルコールを飲むと必ず頭痛が起こる。

「はい」の項目が3つ以上あれば、確実に群発頭痛といえる。

 

病気が原因で起こるこんな頭痛に要注意

くも膜下出血や脳出血、解離性大動脈瘤、急性硬膜下血腫など

脳の血管部分の異変で起きる頭痛は、命の危険を伴います。

下記の症状が見られたら、迷わず救急車を呼んでください。

✔今まで経験したことの無い痛み。

✔突然起こる激しい痛み

✔手足の麻痺、ろれつが回らないなど、脳症状がある。

✔発熱がある。

✔高齢者が頭をぶつけたあとに起こる頭痛

頭痛が続く場合は、早めに受診を!

 

頭痛ダイアリーで頭痛を「見える化」

「頭痛ダイアリー」はセルフケアの第一歩。

慢性頭痛は画像検査では診断がつかないので、医師に正確かつ迅速に診断してもらうためには、

自分で「頭痛ダイアリー」をつけておくことが大切です。

記録方法

 頭痛が起こった日、時間帯、頭痛の程度を記録する

メリット

 自分の頭痛の傾向や経過が分かり、予測が立てやすくなる。

 

日本頭痛学会「頭痛ダイアリー」👉添付のPDFをご参照ください。

 

頭痛を予防・改善するセルフケア

片頭痛… 片頭痛の慢性化の予防には、毎日2分程度の予防体操が効果的です。

足を肩幅に開き、顔は正面を向けたまま動かさない。

肩を左右に90度まで回転させ、正面に戻す動作をリズミカルに繰り返す。

腕の力をぬいてリラックスする。

緊張型頭痛…緊張型頭痛は首や肩の筋肉が収縮して固まることでおこります。

筋肉のこりをほぐし、血行をよくすることで疲労物質や痛み物質を体外に排出する体操が効果的です。

足を肩幅に開き、顔は正面を向けたまま両肘を90度に曲げて

「上着をぬぐように」肩を前から後ろへ10回まわす。

次に「リュックサックを背負うように」後ろから前へ10回まわす。

群発頭痛…群発期間は発作の原因となるものを避けることが大切です。

症状が出る時期はお酒を飲まない!

入浴後に痛みが起こる場合は、シャワーだけにする!

 

マスクをつけ続けることでおこる頭痛

原因は・・・

 マスクをつけていることで自分の吐き出した二酸化炭素を再度吸うことにより、血中の二酸化炭素濃度が上がります。

 脳内の細小血管が血液中の酸素を求めて、脳圧が高まり脳内の神経を圧迫して頭痛が起こります。

 さらにマスクを耳にかけることが外部刺激に敏感な 片頭痛患者に負担をかけて頭痛を誘発します。

対処法は・・・

 マスクは外出時や必要な場所でつける以外は外すこと。

 深呼吸やリラックスを心がけるのも良い。

 

痛みがひどい時は、早めに受診しましょう!

 

参考資料:へるすあっぷ21 2021.2 わかる!身につく!健康力「つらい頭痛にサヨナラ」

 

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